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【HPコラム第1弾】【第2回】現場観測から移動時間解析へ。クラウド+爆速PCで創り出す「手戻りゼロ・拘束ゼロ」の業務フロー
現場に縛られる従来の測量・監理スタイル
従来の測量・現場監理業務において、最大の課題は「現場での拘束時間の長さ」でした。トータルステーションを据え付け、複数人で「点」を1つずつ計測し、事務所へ持ち帰ってから手手入力で図面化する。
さらには現場と設計の認識ズレによる「手戻り(やり直し工事)」の発生——。これらが現場技術者の時間を激しく奪い、長時間労働の温床となっていました。
当社では、この非効率をテクノロジーの力で根本から解消する「現場に行かない監理・即時解析モデル」を確立しています。
現場観測 → クラウド送信 → 移動中に自動解析
当社の現在の現場ワークフローは以下の通りです:
短時間の現場観測:HS-X1とGEO WALKER PROを用い、歩くだけで1人で数分から数十分で現場全体の3D点群データを取得。
現地からクラウドへ即時UP:計測完了後、現場のモバイル回線からデータを即座に自社クラウドへアップロード。
移動時間中の「自動解析」:事務所で待機しているハイスペック・デスクトップPC(AMD Ryzen 7 9700X / RTXグラフィックボード搭載機)がクラウド経由でデータを受信し、移動時間中にバックグラウンドで点群のノイズ除去やフィルタリング処理を実行。
現場の作業を終えて車で事務所へ戻る頃には、PCによる重い一次解析がほぼ終了しています。事務所に到着後、すぐに3D CADでの設計検討や土量計算へ入れるため、ロスタイムが文字通り「ゼロ」になります。
資金調達の鍵となった「小規模事業者持続化補助金」
このような強力なデジタル環境(モバイル3Dスキャナ、GNSS測量機、解析用ハイスペックPCなど)を爆速で揃えられた背景には、国の「小規模事業者持続化補助金」の採択・活用があります。
ただ「新しい機器が欲しい」という申請ではなく、「手戻り防止」「業務時間70%削減」「全国対応のリモート監理」という一本のストーリーと定量的根拠を計画書に落とし込んだことで補助採択を引き寄せ、自己負担を最小限に抑えながら最強のITインフラを構築することができました。
創出された「時間」が次の成長を生む
現場滞在時間と解析待ち時間を削減して創出された時間は、単なる「余暇」ではありません。
新規顧客への提案・営業活動
行政書士資格をはじめとする専門知識のインプット
AIを活用した社内業務プロセスの自動化推進
時間はすべての事業者にとって平等かつ「有限」です。単純作業をAIやハイスペックマシンに委ねることで、経営者・技術者自身は最も付加価値の高い「思考と決断」に時間を集中させることができます。